配管を切断・撤去が伴う排水管更新工事は、昼間の作業時間帯に排水禁止が生じます。
その際のトイレは共用トイレや仮設トイレを使用して頂くのが一般的ですが、住戸からの移動が困難な居住者には「使い捨てポータブルトイレ」の配布なども行います。
更に居住者に車椅子を使用されている方がいる場合には、車椅子用でも使用可能な仮設トイレを設置する場合もあります。(写真1・2枚目)
車椅子対応の仮設トイレは、一般的な仮設トイレよりもリース費用が高価ですし、設置場所やバリアフリー動線を検討する必要があるため、工事用仮設を検討する段階で詳細検討し、工事予算化しておく必要があります。
マンション共用トイレの改修工事やバリアフリー化工事を単体で予算化する事は少ないですが、排水管改修工事に先立ち、共用トイレを車椅子対応トイレに改修する場合もあります。 (写真3・4枚目は過去に改修した例)
工事期間中に限らず居住者が利用する機会も多いため、トイレが綺麗だと喜ばれますし、多くの方が快適に使用できるようになります。